万華龍山寺
1737年に建立された、台湾で最も古く、そして有名なお寺のひとつです。総面積一千八百坪余り、中国南方の宮殿式建築で、本尊をおまつりした正殿を、前殿、東西の鐘楼、鼓楼、そして後殿が囲む「回」の形をした構造となっています。お寺自体の歴史は古いのですが、地震や爆撃などの被害を受け、建物は数度の再建を経ています。現在の本堂は第二次世界大戦後の、1947年に再建されたもの。ちょうど取材の数日前にも本堂屋根の大修理が完了したばかりだそうで、青空に映える美しい赤い屋根を拝むことができました。修理費用は、日本円で1億円を超えたそうですよ。